わかりやすいショルダーパッドの話

今回はショルダーパッドの話です!
ショルダーパッドは2台メジャーブランドがあります。
「Power」と「Douglas」です。「Power」確か数年前にRidell社に買収されたはずなので、Ridellのwebsiteで見ることが出来ます。Ridellと言えばヘルメットですが、ショルダーパッドも取り扱いがあります。
今回はこの2社の製品で簡単に説明していきます。

https://www.riddell.com/riddell/en/

まずはRidellのサイトを開き、Shoulder Padsの画面を開きます。
Varcity(大人用)はこのような感じのラインナップです。

金額は高いですが、ショルダーパッドもカスタム出来ます。実際は色の変更くらいしか出来ませんが、チームカラーに合わせたカラーリングでオーダー出来ます。

Powerで人気なのはCPKですね。web上ではカスタムもあります。
このショルダーは軽くて腕まわりが動かしやすいのでスキルポジションに大人気です。頸部損傷の疑いのある時などの緊急時にはライナーを切れば着脱可能なシステムがあったはずです。
薄いショルダーなので、発売当初は鎖骨や肩鎖関節の損傷が多かったと記憶しています。しかしその軽さと肩の動かしやすさは良いポイントなので、ウエイトトレーニングをしっかりして身体が出来あがれば使って問題ないでしょう。

身体が出来上がるまではSPXの方が防御力が高いのでおすすめです。
昔のPM-19の後継モデルと思って良いです。今はベルトもゴムではなくストラップが標準装備されています。身体にフィットするので安全性が高まりました。

次はDouglasです。
Douglasのオーダー時の特徴としては、customモデルでなくともカラーリングの変更が出来ます。
チームカラーに合わせてカスタマイズするのが良いですね。

https://www.douglaspads.com/

ダグラスで人気なのはQB/KとMr.Dですね。
Mr.Dはプラスチックの部分が長いので、ヒットした後に相手にカチ挙げられずらいという特徴があります。ですのでOL,DL,LB用となっています。
この写真のQB/Kはゴムベルトですが、恐らくストラップタイプに変更可能なはずです。出来なかったら、プロショップで有料で交換してもらうしかないです。。。

QB Tony Riceはノートルダム大では超有名。Douglas QB/Kを着用。

日本人はQB/KをOLやDLでも使う選手が多いですが、私がノートルダムJapanボウルの手伝いをノートルダム側でした時はOL,DLやLBはMr.Dを着用していました。アメリカではそれぞれのポジション用のショルダーが支給されるので、基本的にそれ使います。
と言いつつ私はQB/KのMサイズをDLの時に使っていました。笑
ストラップタイプのベルトにカスタマイズされていましたので、ヒットしてズレることはなかったです。
カウボーイカラーは社会人になってから外しましたが、ネックロールをショルダーの首の部分にベトラップで巻いて付けていました。
ベトラップやホースラップ(スパイクの上に巻くテーピング)のようにテープにノリがついていないもので巻くと、後からショルダーがベトベトにならずに済むのでおすすめです。

【初心者の方やこれからアメフトを始める方へ】
最初にかかる金額を抑えたりポジションが決まるまで用でオールポジション用が1年生用セットに入っていることがあります。
それでも最初は構いませんが、どうしてもお金がない場合を除いてOLかDLならDouglasのMr.Dを、QBはQB/KかSPKを、その他ならPowerのSPXをおすすめします。

理由は、「安い物を使っても上手くならないから」と「数年間使うものだから」です。

どんなものにも安いには安い理由があります。
ショルダーパッドの場合はまず肩が上がりづらく、重いです。その割にパッドの防御用も弱くフラップやカップ(肩の部分)がデカいのでシルエットがダサいです。
ショルダーパッドは高校生や大学生は練習で毎回付ける物であり自分の身体を守ってくれる物なので、そこはお金をかけるべきところ(投資)です。
日本ではアメリカと違って防具が支給されるチームは稀ですが、だからこそオフでバイトしたりして作ったお金を自己投資に回すべきです。
社会人なら尚更です。ボロボロのショルダーを使っているのを見ると本当に信じられない気持ちになります。競技に対する熱がわかってしまうので。。。

遊んだり靴や私服をたくさん買ったりして散財するのもたまには良いですが、本当に自分がやりたい事は何なのかをはっきりさせることが出来るのは買い物なのかもしれません。

【ショルダー購入時の注意点】
websiteにあるフィティングで問題ないとは思いますが、初めての方はプロショップで相談・試着して購入されることをおすすめします。
2つ目以降の購入でサイズがわかっている場合はネットでも良いですが、返品不可の完全自己責任になるのでご注意ください。
また、個人輸入の場合にはサイト上の料金に加えてアメリカの州税と輸入時に関税、さらにShipping(送料)がかかるのでその辺りも頭に入れておきましょう。

まだまだ全然話せそうですが、今回はこの辺にしておきます。笑
そろそろコーチらしく戦術の話でもしようかな。

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