Pass Rushで有効なAlignment

今日はPass Rushで有効なアライメントの話です。
4men Rushをベースに話を進めていきますね。

Passing downで4men Rushのサインの時はDLはアライメントと思い切って広げて構いません。
Pass pro 1on1を思い出して欲しいのですが、OLに対してアライメントを広げた方がDLは楽にRush出来ますよね?
タイトアラインでRushすると加速の途中でOLと当たってしまうし、キックバックが下手なOL相手でもRushがかからない、なんていうジレンマが発生してしまいます。
3-8,9,10ydなどは仮にRun Playが来てもfresh downを更新させなければ良いのです。
なので自分のベストコースでRushする為にも思い切ってアライメントを広げましょう。特にOGはキックバックがOTより苦手ですので有効に作用します。

両サイドのE(EとB)はOTと純粋にPass Pro 1on1です。OTに対してフルスピードで思いっきりアウトサイドラッシュを仕掛けましょう。100m走のスタートと同じです。OTにもセットアップポイントがあるので、そこにどちらが先に到達するかの勝負になります。スピンでのインサイド狙いはOTのリアクション次第ですので決め打ちでいかないように。

両3テクニック(NとT)はOGとの1on1になります。まずはアウトサイドラッシュを仕掛けるのはEと同じです。また、OGに対してはアウトサイド&インサイドを積極的に狙っても構いません。この場合はコンテインを気にするEよりもDTの方が好き放題出来る可能性がありますので、DTにパスラッシュが時なDEの選手を投入するのも「有り」です。
※しかもOLはスライドプロテクションを使ったらDLvsRBというミスマッチになるのでスライドプロテクションを使うことが出来ないのです。
基本的にBig on Bigでプロテクションしてくるはずなので1 on 1を楽しむ!

そしてスピードラッシュが効果的になれば、DEとDTのクロスも有効になります。
スピードラッシュにOTの足がついてこれないとショルダーが外に開いて来るので、DE(EとB)は4歩目でクロスします。
3テクニックはDEと役割を交換するのでコンテインとなります。
コンテインを意識すると1歩目にアウトサイドステップを踏むことになります。
下の画像を見てみましょう。

しかし、勘の良いOGは自分の対象が消えたら他の誰かが入って来ることをわかっています。そこで、3テクニックはOGに1on1を意識させてアウトサイドラッシュを普通にすればDEとスイッチしても間に合わないです。

この画像のイメージのような感じですね。コンテインもタイトに絞れているのでカップは小さくなります。OGのインサイドを両Eが狙います。
QBは縦に上がるしかないので、スクランブルとドロー、QBドローはDEが見ます。
スクリーンはリアクションでパシュートしましょう。

最終的にはこんな感じですかね。
Cが気を利かせて左右どちらかにヘルプいく可能性が有りますが、MのBlitz fakeでCを一瞬遅らせられるとナイスです。

4men Rushはとにかくエッジラッシュのスピードが命です。
スピードでOTを翻弄できればセカンダリーを助けることになります。
NFLでも上位で指名される選手の中に必ずEdgeの選手がいますね。
Xリーグでもディフェンスのアメリカ人選手はDEであることが多いです。
4menでプレッシャーがかかることは試合を優位に運べる要素の1つですので、試合を見る時はQB vs Edgeの構図もお楽しみください。

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