アメフトをもっとメジャーにしていきたいと思っているならば、エンタメ化は必須と考えます。
例えば試合でこんな入場見たくないですか??
ディズニーランドってエンタメの王道だと思うのですが、子供は前日の夜から色々想像したりしてワクワクしてるじゃないですか??
前日から既にエンタメが始まっているわけで、舞浜駅に着いた時や入場券を買っている時でさえ楽しいんです。僕の目標はそこです。お客さんにはそれくらいアメフトを見に行くことに対してワクワクしてもらいたいし、それが可能だと思っています。
だって、僕が初めてアメリカで試合や練習を見た時はディズニーの1万倍くらい楽しかったのですから。
今でも試合前の程よい独特な緊張感はアメフト始めた時からずっと一緒で、アドレナリンが分泌しまくっている感覚を何度も味わいたくてアメフトしてるようなものです。むしろ年々アドレナリン増してるかも。笑
その為には、まずアメフト競技レベルの向上のみを目指すことが第一ではないと思っています。もちろんサボれ、と言っているわけではないです。競技レベル向上は楽しんでもらう為の要素の1つと考えます。また、選手やコーチが競技レベルを向上させるのなんて正直当たり前なのです。アメフトの戦術や選手の身体能力は年々向上していますが、年々観客は減っているのですよ。。。
問題はいかに楽しい時間と空間=エンターテイメントを作れるかどうかだと思います。また、試合以外にプロモーション出来るかが大事です。
競技レベルを上げる=お客さんが増える、という思考を止めるところからスタートします。
現状だと、もし日本人からNFL選手が誕生して活躍しても、アメフト知らない人からしたらガタイのいいお兄ちゃんで終わってしまいます。それではもの凄く勿体ないことになってしまう。そうならない為にも、まずは国内アメフトであるXリーグをもっと盛り上げていきたいです。どのチームが優勝しても特に興味を持たれない会社の運動部の延長では、悪いニュースの時にだけ目立ってしまう。仕事が終わったらトレーニングをして、週末は練習して、選手やスタッフの努力の結晶であるアメフトをこんな悲しい世界で終わらせられないのです。
その為には試合を見に来てくれる人を増やしたいです。それにはまず「アメフトはルールが難しそう」という先入観をまず消したい。
ルールなんて知らなくていい。試合のTV放送やYoutubeでルールの詳しい解説も不要です。
そもそも、合コンでアメフトとラグビーの違いの話で盛り上がった試しなんて1回もない。笑
だから、注力するのはそこじゃないはずです。
詳しく説明すればするだけ競技へのハードルが上がるので、「足速い筋肉達がフルスピードでぶつかってる迫力とスピード感がスゲ〜な!ヘルメットやユニフォームもかっこいい!」くらいに思ってもらえればもう最高なんです。
アメリカ人だってみんな絶対ルール完全に知らないはずです。というか、いろんな競技ありますが、実際どれもルール完全に覚えている人なんて審判くらいです。笑
アメフトならホールディング、オフサイド、パスインターフェアくらいをなんとな〜く知ってて、エンドゾーン超えたらタッチダウン!これでOKです。
実際野球ファンの女の子だって、例えばインフィールドフライを完璧に答えられる人なんてよっぽど野球好きな人なんですから。とにかく入り口は広く。
テールゲートパーティーのようにスタジアムの外もフードで充実させて、パーティするだけに来る人がいたっていいと思います。
クラブ×BBQみたいな感じで盛り上げたいですね。
なので入場でスモークを使ったり、音楽をデカいスピーカーでガンガンかけたり、ユニフォームをリニューアルしたり、かっこいいウェアやグローブをオーダーで作ったり、かっこいい写真や動画を編集してSNSに載せたり、というのは全てプロモーションの一環です。「かっこいいな」と思ってもらえたり、「アメフトやってみたいな」、「試合見に行きたいな」と思ってもらえるきっかけをいかに作れるかに注力していきます。
また、試合後に選手とお話する時間があるのがXリーグならではの魅力でもあるので、写真をファンともどんどん撮るべきだと思います。昔は「負けた試合の後に歯見せて写真撮ってたら勝てない」なんて言われたこともありましたが。笑
お客さんからしたらアメフト選手はかっこいいんです。ヒーローなのです。
だからファンの前では勝っても負けても堂々と笑顔で。また、それが出来るような試合にしなくてはいけないし、どのような相手でも全力でぶつからなくてはいけませんね。
コーチとしてはゲームメイクからそんなことも少し考えてやってます。
Bリーグは本当にプロモーション、会場作りから全て上手いな〜と感じてます。
審判も年間表彰されたり、オールスターゲームの開催も面白そうだし、演出も上手いから会場に行ってみると何より楽しいです。
プロ野球もJリーグ、Bリーグだけじゃなく卓球やフェンシングも新しいことをどんどんやってお客さんを掴んで来ている現状をまずは危機的と感じるし、日本でアメフトは現在マイナー競技であるべくしてマイナー競技なのだということを認識しているからこそどんどん新しいことやりたいなと思います。
あとはやっぱ普通じゃつまらないと感じる私の感性でしょうか笑。
狭いマーケットでの普通なんて実際大したことではないので、なんか面白いことやりたい性分をどんどん発揮していきます。