The mediocre teacher tells. 凡庸な教師は、ただ話す。
The good teacher explains. 良い教師は、説明する。
The superior teacher demonstrates. 優れた教師は、態度で示す。
The great teacher inspires. 偉大な教師は心に火をつける。
20世紀アメリカの哲学者であり教育者であったウィリアム・ウォード の至言です。
国士舘大学卒業後に科目等履修生として保健体育中高教員免許状を取得する為に出戻り授業を受けていたときに、国士舘大学陸上部監督の岡田雅次監督が教育実習前の授業で仰ってました。
(岡田先生は国士舘大学体育学部の学生は全員が大きな声で挨拶をする、素晴らしい先生なのです)
この「生徒の心に火をつける」が私の短い保健体育科教員生活と、長いコーチ生活の核になっています。
「生徒の心に火をつける」ことは、元ラグビー日本代表エディー監督の「私の仕事は私の仕事を減らすこと」と言っていた言葉に繋がってきます。
スポーツは瞬間の判断の連続なので、いちいちコーチや監督から指示を待っていては全ての行動が”遅い”のです。
コーチの仕事を減らす事とは、つまり選手一人一人が物事を考えて判断し行動出来るようにする事なのです。
その為には色々と準備が必要ですが、心に火がついて物事に熱中している人間は勝手に成長するので、とにかく強い。
周りの目も気にならないくらい熱中出来る環境作りがコーチやスタッフの本来の仕事なのではないでしょうか。
次回は大切な生徒や選手をコーチングする際の大切なポイントがありますのでいくつか紹介していきます。