新しい事の必要性(東洋医学的観点から)

※今回はややマニアックです。笑
私は鍼灸あんまマッサージ指圧師なので東洋医学(主に中医学)の勉強を東京衛生学園専門学校で相当な時間数を勉強しました。
ですので、今回は「新しいことの必要性」に関して、東洋医学的な観点からお話しようかと思います。

大前提として、東洋医学の天人合一思想をもとにお話します。
これは中国古代からの哲学概念であり、「天と人とは理を媒介にして一つながりだと考える」ことです。「天」は天道であり、自然であり、自然の法則。「人」は人のことを指します。つまり、自然と人はつながっている、簡単にではありますがそう解釈出来ます。ということは、世界の現象は人体という小宇宙に表現されるということが言えます。

さて、東洋医学では「気」の流れを重要視していますが、そもそも「気」とはというところを話すとかなり長くなるのでここは省略して「目に見えない物質」と解釈してください。
そこで、身体に不調がある部分は「気が乱れている」となるのですが、「気が足りない」「気が滞っている」の2パターンの判別が出来ます。
人体は気の滞りがない状態が正常とすれば、気が足りてなければ補えばいいし、滞っていればお掃除をして流れをよくすればいいのです。
それをチームに置き換えると、成績が何位であろうと常に同じ状態を維持しようとすればそれは「滞り」を発生させます。
メンバー、練習方法、ユニフォーム、コーチ、スタッフ、考え方、、、伝統とか歴史とかもですかね。

生物は絶えず進化をしてきました。
人間も常に細胞分裂をして新しく生まれ変わっています。
細胞分裂、新陳代謝がなくなれば人間は死んでしまいます。
あのイチロー選手も毎年バッティングフォームを変えてました。

なのに、チームはずっと同じ状態を維持したいと考えるのですか?というお話です。これが「現状維持は衰退」と言われる由縁です。
だから毎年何か新しいことは必要で、メンバーの入れ替わりや練習方法等含め毎年のベストを模索していく。
そうやって挑戦し続けるのが楽しいからやめられないんですよね〜。
無敵のパーフェクトプレーヤーとかだったら、もうアメフト辞めてるかもしれません。笑

Follow me (^o^)/

Coachの最新記事8件